地域科学研究所の全社会議

大分県に本社を置く地域科学研究所は、ICTで地域を豊かにする・地域社会の未来を創造する会社です。
そんな地域科学研究所は働くスタッフを大切にしながら、働きがいのある職場づくりに気を配っているそうです。今回は、地域科学研究所の社員共育の全社会議について紹介します。

地域科学研究所では、年に5回、全スタッフが一同に集まる全社会議があるそうです。培ってきた知識やノウハウをスタッフ同士共有すること、そしてスタッフ同士の良いところを尊重し、お互いに高め合うという目的のもと開催されているようです。

「移住・定住」がテーマの全社会議は、大分県の竹田市にて開催されました。今回のテーマである移住・定住促進に取り組んでいる市の職員、竹田市へ移住してまちづくりの職に就いている住民、地域おこし協力隊の面々と共に、地域住民・行政・民間の連携によるより良い移住・定住への取り組みについて話し合ったそうです。

今回のテーマでは「人」がキーワードであると地域科学研究所は語っています。IターンやUターンなどで地域に飛び込む際、「人」の魅力やつながりが、移住する人も、受け入れる人にとっても欠かすことができないといいます。
全社会議が行われた竹田市は、移住希望者数が全国トップクラスだそうです。これからの地域づくりのヒントが、ここにあるのではないでしょうか。「人」の繋がりを大切にしながらまちづくりに取り組むスタンスに刺激を受けた会議となったようです。

また別の日の全社会議のテーマは「地域経済活性研究会」でした。今回は大分県の日出町の公民館にて開催されました。
日出町の魅力を伝える「ひじん本」は、日出町の住民・働く人にフォーカスしているフリーペーパーです。洗練されたデザインが目を引き、ついつい見入ってしまう程。企画から作成に至るまでの過程を町職員にお話してもらったそうです。
続いて、地元食材を使った商品開発・情報発信活動を行っている高校生の取り組みを紹介してもらったそうです。高校生と共に、地域経済活性の企画プレゼンテーションと意見交換会が行われました。地域科学研究所のスタッフは、実際に商品を企画し製作、販売まで結び付けている行動力に驚いたとのことです。

この全社会議を通して、地元の人の意見はどうなのか、学校・民間企業・行政の立場でできることは何なのか、感じることは何か…様々な事例を交換しながら、率直な意見を聞けたそうです。地域の魅力を伝えるため、地域科学研究所も企画や情報発信を行っていますが、自分達にできることは何か?を考えるきっかけになったといいます。